番外編– category –
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おすすめの書籍
おすすめできる本をただ並べただけのページです。今どきネットで情報を得られると思うかもしれませんが、その内容は断片的で信頼性に欠けます。無料で情報を得られる反面、正確な情報を得るのにとても時間が掛かるのです。それに比べて本は、より確実に短... -
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海水の氷点 | 海洋観測
海水は0℃では凍りません。これは塩分を多く含んでいるためで、海水の氷点(凍り始める温度)は約-1.8℃です。さらに海水の比熱は大気と比べて非常に大きいため、気温が真冬に-20℃になったとしても、海水温は4℃前後にまでしか下がらないのです。したがって基... -
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海水中の音速 | 海洋観測
海水中では電波や光は減衰してしまい遠くまで伝搬しません。このため海では昔から音波がよく用いられています。分かりやすいところでは潜水艦や魚群探知機で用いられているソナーです。音の反射で周囲に物体がないか、あるならそれまでの距離は?形は?そ... -
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海水の比熱 | 海洋観測
海水の比熱は空気の約4倍で、大気の総量と海水の総量まで加味すると、海水全体の熱容量は大気全体の1000倍ともいわれています。したがって大気と違い海水温の変化は緩やかです。通常私たちが気に掛ける気温の変化は、1℃または0.1℃単位です。これを海洋に当... -
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ポテンシャル水温とポテンシャル密度 | 海洋観測
山頂の気温が低いのは、気圧が低いためです。標高が100m高くなるたびに気圧は約10hPa下がり、気温は約0.6℃下がるといわれています。これと同じことが海洋でも起こります。 深層になるほど海水は圧力の影響を強く受け、わずかですが水温が高めに出ます。し... -
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溶存酸素はCTDに次ぐ第4の重要項目 | 海洋観測
溶存酸素(Dissolved Oxygen:DO)は、海洋観測においてはCTDに次いで重要な要素です。海面付近の海水は大気から酸素を吸収しているため、ほぼ飽和状態の酸素量となります。その海水が沈み込むと酸素の供給がなくなり、生物により消費され続けていきます。... -
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密度は海洋の動きに密接している | 海洋観測
海洋観測において塩分の測定が最も基本で、重要な要素となります。それはなぜか。塩分が分かれば密度を求めることができるからです。海洋には熱延循環という、重い(密度が高い)水が深層まで沈み込む大きな流れがあります。また海水は同じ密度面に沿って... -
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塩分の測定が海洋観測の基本 | 海洋観測
塩分は水温とともに海水の状態を表す最も基本的な物性の1つで、海水1kg中に含まれる固形物質の全量で表されます。実際に溶存物質を直接測定することは困難なため、PSS-78標準溶液(1kg中に32.4356gの塩化カリウムを含んだ水溶液)との電気伝導度比から塩分... -
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圧力と深度 | 海洋観測
海洋観測では距離(メートル)を直接測定することは困難なため、圧力で代用します。なお海洋観測では慣習的に圧力の単位に「dbar」を用いること、また海面の圧力を0dbarとするのが特徴です。海面は1気圧ではないのです。 1MPa = 100dbar ≒ 100m 深さによる... -
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水温の定義 | 海洋観測
ITS-90とIPTS-68 海水の温度は圧力、塩分とともに海水の状態を調べるための最も基本的な要素です。 温度の定義は実は何度か変わっています。現在温度というとITS-90(International Temperature Scale of 1990 : 1990年国際温度目盛)で定義された値になり...
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